“朝15分のドラマなので、仕事や学校が忙しくてなかなかテレビを見られない人にも嬉しい作品です。

 

有名ホテルで駆け出しの電話番として働いている「今井福子(安藤サクラ)」はある日、母親の病気と姉の結婚延期のことで注意力散漫になり仕事で大失敗をしてしまいました。

 

それをきっかけにフロント係に昇格した福子は、「英語教育のお陰で昇格できた」と母親に話をしたことで姉の結婚式が認められ、感動的な結婚式を挙げることができました。

 

その式を通じて出会ったのが、後に福子の結婚相手となる「立花萬平(長谷川博己)」でした。

 

萬平との付き合いは母親からなかなか認められなかったり、長女が結核を発症したことでお見舞いに行くためにしばらく会えない日々が続いたり、結婚までの道のりは決して平坦なものではありませんでしたが、幾多の苦難を乗り越えた二人はついに結ばれることになりました。

 

このドラマは、そんな二人がインスタントラーメンを発明するまでのサクセスストーリーです。

 

戦後に身分を証明するものが無いので判子屋を開業したり、海の近くに引っ越したので塩作りを始めたりという、萬平の豊かな発想力で商売をしていく姿は見所です。

 

仕事のミスという普通なら落ち込んで終わりの出来事がきっかけで自分が昇格し、加えて延期になっていた姉の結婚が認められ、そこで将来の夫と知り合うことになりました。

 

無実の罪で拷問を受けて大怪我を負った萬平は、徴兵を免れたことで命が助かり、福子と一緒にいることができました。

 

徴兵を免除されたことで情けなさに自分を責めますが、そのお陰で発明家としての生き方を再確認することができました。

 

次女の夫である忠彦は戦場で負った怪我の後遺症で色覚異常になりましたが、色の判別がつかないからこその個性的な絵を描くことができるようになるかもしれないでしょう。

 

「人生万事、塞翁が馬」とはまさにこのことを言う、そんなドラマです。

 

オープニングの主題歌はトトロの「さんぽ」に似ている明るい曲調で、シンプルながらも苦難を乗り越えようとする主人公の意気込みが表現されていました。

 

姉の病死、婚約者の逮捕、空襲による疎開など、波乱万丈の人生ですが、持ち前の前向きと型破りなアイデアで未来を切り開いていく夫婦の勇姿が描かれています。

 

学生時代に人間関係に恵まれず孤立した時期があったことを10年以上引きずって悲劇のヒロインになっていましたが、これを見て目が覚めた気がしました。